続・六畳間奮闘記

男には自分の世界がある。例えるなら空をかける、ひとすじの流れ星

持続可能な社会とは

SDGsが叫ばれるようになって久しいけれど、ずっと違和感を感じていることがあったので、ここで一度言葉にして残しておきたいと思う。

 

違和感の要点は、維持・持続させる対象としての社会の定義を、この数十年で形成してきた資本主義社会とその成長速度の維持、としているように感じることだ。これが新たな社会活動を生み出すための火種なのだとしても、もう少し見据える未来に変化を織り込んでもいいように思う。

 

というのも、自分の感覚としてではあるが、今の世の中の進む先が、どうしても行き詰まるような気がしてならないのだ。現状の方向で社会を持続させたとして、それは良い未来なのか?変化を加えるとして、それはどこに加えるべきか?そのようなことを見据えた運営をしているのか?それを踏まえたうえでの開発目標なのだろうか?

 

現在、世界的な人口は増加傾向にあり、今後もこれは変わらないだろう。しかし、先進国の人口は減少傾向にあり、想定される人手不足の解消にIT技術の進歩による効率化が期待されている。国の経済基盤維持のために、生産性の向上に期待せざるを得なくなっている状況である。これは教育や雇用形態の変化にも表れている。

 

ここで問題となるのが、人的資源が減少傾向にある中で、高度化し続ける社会の維持人材をどこから供給するのか、という点である。これは効率化により解消できる云々ではなく、教育方法や、さまざまな人間の能力の限界の話であり、社会の維持労力に対する便益の分岐点が近々訪れるのではないかとおもう。

 

次の投稿で、

・自分が感じている課題の整理

・思い描く未来と、自分にできること

など、書いていこうかなと思う。正直、こういう話は焦点が合って具体的になればなるほど考えることが多くなってつじつまが合わなくなってくるんだけど、書いてみれば何とかまとまるかもしれん・・・<(_ _)>