続・六畳間奮闘記

男には自分の世界がある。例えるなら空をかける、ひとすじの流れ星

赤福を食べたんだな

今日はお土産で赤福をもらったよー!

きめの細かいこしあん、とろけそうなほど柔らかい餅、そして五十鈴川の流れをイメージしたといわれる三本の瑞々しい線…。流石伊勢神宮のお土産!と思うくらい丁寧なつくりをしていて、木製のパッケージと相まってすごくおいしかったです( ´∀` )

そして思った。この日出づる国、日本に生を受けはや26年・・・そういえばまだ一度も伊勢神宮に参ったことがない!!
というのも、伊勢神宮が祭っているのは「天照大御神」。アマテラスといえば、ある時は相手を燃やし尽くすまで消えない黒炎、またある時は世界に色を付けて回る犬となり、現代でも様々な分野で活躍している八百万の最高神である。かくいう僕も昔はよくお世話になっていて、時折左目がうずいたり、右腕が熱くなったりしていた。
そうでなくても、その時代の持てる技術と信仰を集約して建設・維持してきた神社のたたづまいには心惹かれるものがある。その試行錯誤や、練り上げた技術、人々が懸けたであろう人生の時間に、信仰という行為の尊さを感じるのだ。
古来、人は信仰をもとに多くのものを生み出してきた。そして現代でも人は何かを信じて生きている。それが神とよばれる存在でなくなっただけで、自分や他人や、技術や貨幣を信仰し、拠り所にしているからこそ、社会の中で個を維持できるのだと思う。

ーーーー家のこたつで赤福を食べ、伊勢神宮のパンフレットを見て、こんなことを考えて満足して寝る。だから来年も、たぶん伊勢神宮には行っていない。