続・六畳間奮闘記

男には自分の世界がある。例えるなら空をかける、ひとすじの流れ星

ザ・ニッポン紀行!~Let's go to hell。 地獄谷へ行こう編~

さあ始まりました!ザ・ニッポン紀行!
今回は長野県北部、地獄谷よりお送りいたします。(わーぱちぱち)

と、いうわけで、地獄谷へ温泉旅行にいってきましたー!

 電車に揺られて小一時間。始まりはここ湯田中駅。左に行けば渋温泉、まっすぐ行けば地獄谷から流れる川があるという素敵立地です。僕はまず腹を満たすために、川を越えて松美食堂を訪れました。
ー松見食堂ー
「いらっしゃいませ~」、の声と共に突入。内装は古き良きがちがちの定食屋さんです。これからたくさん歩くので、カツカレーを注文。並み大盛で悩みましたが、並みを頼みます。冒険はしたくない気分だったのです。
「かつカレーでーす!」(ドカッ!)。・・・?あれ、今なんか変な音がしたゾ?見てみれば案の定、*大盛*のカレー。聞いてみると、これが並盛なんだそう…えっ⁉
どうも、大盛はごはん4合だとか。うわ、頼まなくてよかった~。そしてチョイスミスった~・・・よし、食うか!

ー地獄谷への道中ー
いやー、地図で見た感じだと、川さかのぼってけば着けるよね。距離もあんまないし、いけるよね?・・・地獄を見ました(笑)。うん、川さかのぼってけば、そりゃあその道は坂だわ笑。そして君のお腹には何が入っているのかな~、そう、カツカレーだ(無慈悲)。
そして腹の中いっぱいのカツカレーを、胃液と一緒にシェイクしながら歩くこと数十分。地獄谷野猿公苑の入口へ到着。汗ダクダク。薄着になってタオルで顔拭いていたら、変な目で見られました。いやまあ、寒いからね?車やバスに乗ってきた人にはわからないだろうけど、俺にも事情があるんだよ!半分くらい脂汗なんじゃー!と、心の中で叫んだり叫ばなかったり。

ー入苑ー
ここが地獄の1丁目じゃー!
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一度言ってみたかった…。念願叶って何より。この遊歩道を進むと、サルたちの園へたどり着きます。ちなみに、道はドロドロ。おしゃれ靴を泥まみれにする観光客を横目に、僕は登山靴を履いてきた自分の判断をほめちぎっていました( ・´ー・`)

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「林道を抜けると、そこは雪国であった・・・ずっとそうだけど」
ここは地獄の2丁目ですね。左に見える建物は旅館兼温泉なので、心なしか天国に近づいた気がします。ちなみにここの温泉、露天風呂に世界で初めて猿が入ったとかで、運が良ければ風呂猿を見ることができます。サルと混浴もできます。外から猿と混浴してる人間を見ることもできます。・・・ナンジャこりゃ⁉。露天風呂入れねーじゃん!猿いなかったら、ただの露出入浴じゃん!ヤだよ。(女湯は知りません、入ってないので)

ーBoy meets Sa-ruー

はい、天国に着いたー!やったー!地獄谷がなんぼのもんじゃー!
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「ほら、ノミがついてる取ってあげるよ・・・ウマっ」 
ノミを取って食べてます
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「あれ~、このクルミかたいな~。割れんぞ?」
子ザルが悪戦苦闘しています。
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「・・・・・・チロり・・」
ーーーお前は、なにをしているんだい?

とまあ、こんな感じで写真撮りまくりました。そしてひたすら観察、観察、観察。撒いてあるエサを探して、汚れを取って食べる一連の動きがかわいい。ケンカしてる、かわいい。子ザル・・・可愛い♡僕の奥底に潜む母性本能が、目覚めの時を迎えていました。
「俺も、お前も、霊長類。ライオンでさえ百獣の王なのに、俺たちはそれをも凌ぐ、万物の霊長だっていうんだぜ?・・・笑わせるよな」ーーーなんつってカッコつけてみたり(カッコいいかはキミ次第)。

よし、ここで一句披露しよう

煙(けぶり)立つ 山の地獄に サルがいた

地獄に仏とかけてみました。たぶん、才能アリでべた褒めされると思う。
帰りに、ステッカー買いました。

ー旅のお宿と温泉ー
今日の疲れをいやす宿は・・・と、言う前に、渋温泉に来たからにはいかないといけない場所がある。
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ここ歴史の宿金具屋は、千と千尋の神隠し湯屋のモデルの一つです。ホントはここに泊まるつもりだったんやけど・・・一泊2万かー、ムリ(笑)

今回泊まる渋温泉は、地獄谷のふもとにある温泉街、渋温泉です。
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こういう風情あるとこホント好き。温泉街独特の静けさと華やかさがあって、歩いてるだけで楽しめる。足湯もあるよ(源泉だからくそ熱いけど)

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ここに泊まります。素泊まりで一泊5千円。高いか安いかは部屋しだ・・・

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ぃうおーーーーーーーーっ!めっちゃいい!洋室より和室派の僕の琴線にビンビン響いてきます。12畳で障子向こうにはソファもあり・・・これは、やるしかないっ!!

ほぼ貸し切り状態の源泉かけ流し風呂でゆっくりくつろいで、ここ半年感じたことのないスッキリ感・・・さて

「beat less、読むか(謎の感慨)」

実は半月前に僕の大好きな作家、円環少女を書いてる長谷さんの本を買ったのですが、まだ読んでなかったのです。最高の読書は最高のコンディション作りから、というのが持論で、なかなか膨らむ期待に見合う状態にならなかったんですよね(笑)この最高で幸せな時間を語るには長くなりすぎるので、それはまた別記事で。

ー帰り道ー
昨晩は幸せと気持ちよさで夢を見ませんでした。酒も飲んだしね。めっちゃいい宿でした。金具屋泊まれない人はここおすすめ。
さて、後は帰るだけなのですが・・・よく見ると、食べ物屋さん結構あるじゃん。google mapに頼りすぎないほうがいいな。ほらそこにも、いい感じの和菓子屋さんが・・・入ろ♪
温泉饅頭!危うくこれを食べずに帰るとこだった!うまい、ふわっと蒸した暖かい生地に塩のきいた程よいあんこ…っく、たまらん!あ、あの店にも温泉饅頭が・・・うまw

とまあ、こんな具合にいろいろ買いつまみながらぶらぶら帰りました。おみやは、がま口さいふと、日本酒「鏡花水月」。ちなみに好きな酒は「明鏡止水」…いいよね、名前。もし俺が酒を造るなら、「山紫水明」だな・・・って、調べてみたらもうあるじゃん!やるなサントリー、さすがだ
にしても、いろいろ楽しんで、全部込み1万5千か。これは来年も・・・アリだな。今度こそ金具屋に・・・(ブツブツ


以上、日本紀行、地獄編でした。続編ないけど。地獄谷の良さが少しでも伝わったら幸いです!