続・六畳間奮闘記

男には自分の世界がある。例えるなら空をかける、ひとすじの流れ星

Goldぇんなうぃーくについて

 
 今年のGWは、去年とは違う意味でゴールデンだった。別にいいことがあったとかそんなのではなく、単にバイトたくさんしたからお金たくさんもらえるよー、ということ。

僕のバイト先は観光地なもんで、この時期になると、どこから湧いてきたのか人であふれかえる。それはつまり、学生最大派閥の野口よりも、諭吉さんがレジの中で幅を利かせているということ。
・・・「まぶしい!俺の月給を軽々と越えていく諭吉さん、マジパネェっす!!」

 注文受けて、焼いて、出す。この単純作業をいかに効率よく行うかというのが俺の仕事。8時間の時間リソースを各作業に割り振って、無駄なくspeedyにこなしていく。特にこの時期なんかは、無我の境地とまではいわないけど、それに近い状態で体を動かしているのだ。そんなこんなしていると、気づかないうちにストレスが溜まっているのかイライラしてしまうことがある。・・・これはいけない。ストレスは脳を委縮させて、パフォーマンスの低下につながる。前の居酒屋でのバイトとか特に・・・それはさておき

そんな時、僕は2通りの方法でガス抜きをしている。もちろん作業の一連の流れは崩さず、かつ、誰にも迷惑をかけない方法でだ。

 その一、「ちょっとカッコつけてみる」
これは、技術の向上とともに身に着けたスキルで、主に鉄板の上で使用する。おやきをひっくり返すときに、手首を使わずに、指先のみでトングを操り、たこ焼きを返すようにspeedyおやきを返していく。これは手元をよく見てくるチビッ子たちへのサービスであるとともに、自分がストレスを解消するための遊びでもあるのだ。

 その二、「偶然を楽しむ」
これはその一に比べ、少しばかり高尚な方法だ。つまりは、つり銭を渡すとき、たまたま手が触れてしまうときというのがある。ふつうは全然気にしないが、時折綺麗な女性の方がお客の時もある・・・と、ここまで言えば、賢明な諸氏ならばわかってくれるだろう。少しばかり某紳士的ではあるが、別にわざとやるわけじゃない。
ーー俺は、ただ、偶然という名の果実(というほどでもないが)を、落ちる前に摘んでいるだけだ。だって、もったいないじゃないかーー

と、こんな感じで、これが僕のこの連休の過ごし方です。ここで稼いだ金は、費やした時間以上に有意義な時間と交換されることがすでに確定しているので、惜しいとは思いません。5月中には、南アメリカ出身のサンタが季節外れなプレゼント配達をしてくれる予定になっているので、そのあたりもまた記事にしようかなと思ってます!終わり!